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2009年01月15日
「アラセブン」への誘(いざな)い
昨日、今日寒波厳しく朝夕は震え上がっているが、そんな日の日中、陽当たりのいい窓際のこの暖かさは南国にいるような心地よさである。


タイトルの「アラセブン」は勿論「アラホォー」の向こうを張った『アラウンド・セブンティー』である。
政府が75歳以上を後期高齢者としたから「アラセブン」はおおむね「初老」と呼ぶべきだろうか。

70歳と言えば「人生七十古来稀(まれ)なり」の古希であり、『論語』では、<七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を超えず>……とある。
70歳即ち初老に達すれば、「矩を超えず(節度を保つ)」と……ブレーキを掛け、静かに隠棲せよと諭している。

しかし、一方、モンテーニュは「今朝あった食欲が夕食のときにまた出ると誰が私に請合ってくれるだろうか。特に老人は好機が来たら、すぐにそれを捕まえようではないか」……と言っている。
……私はモンテーニュさんに共感、共歓しているアラセブンなのだ。


今年も良い年でありますように……。

Posted by 古葉茶庵 at 11:19
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