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2008年12月30日
禅問答???
来年の干支(えと)は「丑」である。
<黙々として牛の如くせよ>……英国留学中の夏目漱石が日記にそう書いたのは明治34年の春である。
その前後に<自ら得意になる勿(なか)れ> 、<内を虚にして大呼する勿れ>……と戒めの言葉が書かれている。
「おごることなく、中身のない大言壮語はせず、地に足をつけて歩むべし」……と諭している。

身にしむ話はこれくらいにして……昨日、途中まで孫を迎えに行って来た。孫達は会う度に口ばかりが達者になって、「じいちゃんの年寄りの話は理解できない。」と5歳の孫が言う。


今朝も早起きで起こされ、「今日は何をするのか」と問う。「門松作り」と答えると、「なんでそんなものを作るのか」と聞く。「来年のみんなの幸せを呼ぶように玄関に飾る」と教えたが、次は「幸せとは何か」と聞く、禅問答のようで終わりが見えない。

……どこまで分かってくれたやら……。

来年は、干支の牛さんに来ていただいて、急がず時には悠々と道草を食って人生を楽しみたいものである。

Posted by 古葉茶庵 at 09:45
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