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2008年12月02日
日本人の宗教観
2008年の流行語大賞が発表された。
「アラフォー


日本は平和である。平穏で今年も暮れそうだ。ありがたいことだ。


その点日本人は宗教心が薄いというかその心配はない。しかし、学校で宗教について教えないから青年達があやしげな新興宗教に惑わされるのだという意見も多い。

昭和女子大学長で「女性の品格」の著者「坂東眞理子」さんは、次のように述べられている。まったく同感である。
戦後の日本は政教分離を基本とし、信教の自由が認められている。そのためか多くの日本人が宗教について、「無宗教です。」、「宗教は信じてない。」、「家は○○ですが私は別に……。」などと言葉を濁(にご)す。
何も信じているわけではないが、「悪いことをすれば罰(ばち)が当たる。」、「怠けているとお天道様(おてんとうさま)にすまない。」などという。
また、「人生は自分の思うようにならないが、努力していれば誰かが見ていてくれる。」……とぼんやり信じている。
元旦に神社に参り、お彼岸に墓参りをし、花祭りに甘茶を頂き、お盆に迎え火送り火をたき、結婚式は教会で挙げる。……誰も不思議に思っていない。
宗教的にまったくいい加減な日本人である。

しかし、その時々に無限の命に想いをはせ、何か人知を超えた偉大なものに頭(こうべ)をたれ、加護を願い、欲望を抑制し、謙虚に日々を送る。……この意味では日本人は極めて宗教的である。
こんな日本人の気持ち、生活習慣を大切にしたいものだと思う。

Posted by 古葉茶庵 at 10:31
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