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2012年08月03日
人民体育人???
私の興味の矛先は往々にして北朝鮮情報に向かってしまう。

ロンドン五輪は、金正恩体制になって初めての五輪となる。金日成主席生誕100年と重なり、新しい最高指導者の威信強化や国威発揚に利用される最高の場である。

北朝鮮は、11競技に56人の選手を送り、1日までに過去最多タイの金メダルを獲得し、金ラッシュに湧き上っている。


これまでに獲得したメダル数

1992年バルセロナの4個が最高だった。今回、欧米の主要マスメディアは金メダルゼロと予想したが


北朝鮮におけるスポーツは、国家丸抱えで選手を育成し、肉体鍛錬で軍事力強化に役立てるものという位置づけだ。選抜選手は親元を離れ合宿生活を送り、20年間親元に帰れないのも普通だ。

金メダリストになれば、「人民体育人」「共和国英雄」などの特別な称号が贈られ、高級アパートや乗用車、特権階級である朝鮮労働党幹部の待遇が与えられるとされる。

だが、反対に失敗にも容赦がない。選手やコーチを工場や炭鉱送りにされると洩れ聞いた。
ともあれ、五輪はまだ続く、あと何人の「人民体育人」が誕生するか、命を懸けた選手たちの過酷な挑戦が続く。
Posted by 古葉茶庵 at 12:06
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