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2012年05月13日
おにぎりの味
母親が娘に語って聞かせる。「お結びが、どうして美味しいのか、人間の指で握り締めて作るからよ」……太宰治「斜陽」の一こまである。

「手で結ぶ」、「手で握る」



日本国語大辞典によれば、地域的に東日本では「お結び」、西日本では「お握り」の呼称らしい。

<母の日の 手のひらの味 塩結び>(鷹羽狩行)…の句もある。今日は「母の日」、母親の手のひらの味を思い出す。

戦後の貧乏時代、中に何もなくても,おかずがなくても美味しかった母のお握りを何度,何個食ったことだろう。思い出していると何の塩味か、ちょっとしょっぱい味覚ではある。

今も、カミさんが作る、銀シャリに梅干を入れ、海苔で巻いたお握りが大好きである。

先日のお釈迦祭りで孫が屋台ですくってきた金魚6匹。早速、鉢に入れ餌を与え、一日2回半分づつ水を替え成長を楽しみに見ていたのだが…。

3日目に3匹、4日目に2匹、5日目には最後の1匹までご逝去召された。



Posted by 古葉茶庵 at 11:31
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