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2009年07月02日
うんざり……
薄墨で塗りつぶしたような梅雨空のことではない。「うんざり」という言葉について一言。

言葉というものは、勿論時代とともに変わってゆく。特に最近の若者言葉というか、省略言葉は理解しがたくチンプンカンプンである。

このように言葉は、言葉自体も変化するが、中には言葉はそのままで「言葉の意味」が変化するものもある。
「うんざり」とは、同じようなことが続いて、あきあきしたとき「いつまでつづくんだろう

世に「うんざり」のタネは尽きない。

この言葉は、古語「倦(うん)ずる」(嫌になる、飽きる)から、あるいは、うなり声のウンウンに由来するともいう。

しかし、古くは予想外の事態にびっくりするときにも使った。日本国語大辞典には「夜が明けてうんざりとする嫁を取り」という江戸川柳が引かれている。
……化粧を落とした素顔を明るい朝の光の中で見て、「ギョギョッ」とでもいった場面か

私は今使ってみたい言葉がある。


……それは……
「しかるべき人を、しかるべき時に」という言葉である。
Posted by 古葉茶庵 at 10:20
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