2012年08月11日
「おかべ」と五輪???
鹿児島の方言「おかべ」とは……。

室町時代初め頃から京都の宮中で女官たちが使った「女房ことば」で豆腐のことである。

「鹿児島弁入門講座(南方新社)」によると、<豆腐が土蔵の白壁のように白いところから「かべ」、これに丁寧語の「お」を付けたもの>だそうだ。


「おかべ」という言葉の硬い印象の響きは、スーパーに並ぶ豆腐のイメージと結びつきにくいかもしれない。
「残しておきたい鹿児島弁」の著者・橋口満さんは言う。<やはり私の、昔の、縄で括って運搬したぐらいに硬くて、薩摩隼人のようにごつくて、にがりを吸って逞しく生まれたおふくろの味がいっぱい漂うのが豆腐である>……と。

しかし、私は情けないことに、滑らかで、軟らかい豆腐が大好きである。

ところで昨日……。
韓国大統領が、領有権をめぐり日韓で対立が続く島根県・竹島に日帰り上陸を強行した。

同じ日、五輪男子サッカーで3位決定戦があり、何処に負けてもいい、ここだけには負けて欲しくないと思っていた韓国に負けてしまった。


続いて、今晩は女子バレーボールの3位決定戦の日韓戦がある。 「おかべ」のようにごつくて、逞しい戦いを期待して已まない。

Posted by 古葉茶庵 at 15:55Comments(0)||
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