2011年05月14日

お見舞いⅡ


 先日ホスピスに叔父を見舞ったとき、暗い影が微塵も見られない叔父夫婦に接し不思議に思った。帰途の車中では夜中に目覚め叔父は死の怖さや悲しさに襲われるのではと懸念した。げんなり

 しかし、あの明るさは芝居でも表向きの振る舞いでもなく、私の浅はかな憶測、杞憂に過ぎず凡人ゆえの間違いであると気付いた。はっ

 昨日本を読んでいて、<星の王子さま>で有名なフランスの作家「サン・テグジュペリ」の言葉に出会った。

 そこには……「人が生きるとは、ゆっくり誕生すること」……と書いてある。その言葉を読んで思った。

 人は逃げることのできない命が燃え尽きることを確実に知ったとき、残る日々に新しい自分を誕生させるハート。叔父夫婦の笑顔を思い返し、そう思った。ピカッ

 私もそのときになれば、潔く悟ることができるのだろうか。ちょっと心配である。くすん

 つるばらが咲き始めた。

お見舞いⅡ


Posted by 古葉茶庵 at 10:53Comments(0)|| |
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
 

< 2025年05月 >
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 3人
プロフィール
古葉茶庵
古葉茶庵
 何でもありの混迷の時代、 『お前は何をしているんだ』 と風が問う。 <行雲流水> 自然のまま、あるがまま、残り楽しき我がB型人生、 「山河に感謝」 「健康に感謝」 「皆様に感謝」 ストレス解消に! 千客万来のコメントをお待ちしています。
オーナーへメッセージ
削除
お見舞いⅡ
    コメント(0)