2011年04月03日
「希望の春」
日一日と春の陽光が目に見えて強くなってきた


勿論、今年は違う、沈痛な春である。


被災地は勿論、日本国中でスポーツやイベントなどの自粛ムードが起き、地域の行事も中止や延期が相次いでいる。花見に行くのもはばかられる雰囲気だ。

これらの対応は被災者の方々の心情を思いやってのことだろう。

海外からも「津波後の日本は、自粛という新しい強迫観念に襲われている」……と言われている。

過度の自粛が、折からの原油・資源高の諸物価高騰の春と重なって、先行きの暮らしの不安感をあおり、消費を縮小させ、経済の停滞を招きかねない。

このことが、かえって復興や支援の力を弱めるのではないかと危惧している。

今こそ、被災者の存在を胸の内に置きつつ、萎縮せず、背筋を伸ばして普通の行動、普通の日に戻ることが大切だろうと思う。

Posted by 古葉茶庵 at 11:06Comments(0)||
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