「盆休み旅 夫婦+1」 最終回

古葉茶庵

2008年08月28日 11:10

 旅の途中8日目~9日目 8月21日~22日

 永かった旅も終末に近づく。仲良くなった広島の孫達に涙の別れ(少なくとも私は……)を告げ山陽道を一路西へ。

 孫に見せておきたいものまだあり、平安の雅を今に伝える歴史と浪漫の島、日本三景の一つ、世界文化遺産「宮島」である。

 カーナビを「厳島神社」にセット、間もなく宮島口に到着、車を預けフェリーで宮島へ



 フェリーから「厳島神社 大鳥居」を、そしてフェリーを降りると鹿の出迎え
 

 回廊拝殿、回廊、回廊から大鳥居、供えられた安芸の銘酒

 

 



 回廊から五重塔を望む



 不動明王、毘沙門天

 

 もみじ谷公園秋は燃えるような紅葉今は新緑が鮮やか





 弘法大師空海開創の霊山「彌山(みせん)」にロープウエイで登る。彌山原始林の雄大な景色を眺め、山頂では瀬戸のしまなみとキラキラ光る海を眺望し、かつての日を思い胸躍らせた。



 

 霊山「彌山」案内図



 瀬戸(広島湾)のしまなみ(大黒神島、小黒神島、那沙美島、絵島、似之島、江田島、能美島など)が一望



 宮島土産は「もみじ饅頭」、「しゃもじ」、昼食は、「あなご飯」を食し帰りのフェリーに乗る。

 私の「どうでも良い薀蓄(うんちく)一つ」……宮島は古代から島そのものが信仰の対象「神の島」として崇められ、島内には墓地がないという。


 宮島を後に、次は岩国市「錦帯橋」をカーナビにセット、西へ

 「錦帯橋」は、日本三名橋の筆頭、清流錦川にかかる木造五連のアーチ橋、全長193.3m、幅5m、木組に独創的な工夫を凝らした優美な反り橋である。



 また、吉川英治「宮本武蔵」の宿敵「佐々木小次郎」の出自の場所として有名である。「佐々木小次郎」は岩国に生まれ錦帯橋畔の柳やツバメを相手に「燕返し」を編み出したとされている。

 「佐々木小次郎」像(後方山頂に岩国城)と巌流(小次郎)いわれの柳

 

 次の写真「武蔵」と「小次郎」の対決である。どちらも「世界一美味いというソフトクリーム」を売っており火花を散らしている。

 手前「佐々木屋小次郎商店」、向こう「お食事処竹の里むさし」と書いてある。 さて、どちらが勝っているのやら……。



 17:30 錦帯橋を後に近くの岩国温泉「五橋の湯」でゆっくり旅の疲れを癒し夕食を取る。



 外はすっかり暗くなり、温泉を辞し「玖珂インター」から山陽自動車道へ乗る。途中のパーキングで幾度か仮眠を取りながら一路九州へ

 「壇ノ浦パーキング」で夜の関門橋



 夜中、九州道をひたすら鹿児島へ、孫娘は車中で高いびき。

 翌朝、午前7時前「都城インター」を出る。朝食を取り一路我が家へ、午前8時やっと辿り着く。長い旅を終え、午前中爆睡

 総走行距離:1,837km、ガソリン代金:17,200円、有料道路料金:21,000円(往復ともETC夜間割引、割引率は距離が短いほど高く、約4割引きである。)

 沢山の人と多くの場所との出会いは、楽しく想い出多き盆休み旅となった。


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