「盆休み旅 夫婦+1」 最終回
旅の途中8日目~9日目 8月21日~22日
永かった旅も終末に近づく。仲良くなった広島の孫達に涙の別れ(少なくとも私は……)を告げ山陽道を一路西へ。
孫に見せておきたいものまだあり、
平安の雅を今に伝える歴史と浪漫の島、日本三景の一つ、世界文化遺産「宮島」である。
カーナビを「厳島神社」にセット、間もなく宮島口に到着、車を預け
フェリーで宮島へ
フェリーから
「厳島神社 大鳥居」を、そしてフェリーを降りると
鹿の出迎え
回廊拝殿、回廊、回廊から大鳥居、供えられた安芸の銘酒
回廊から五重塔を望む
不動明王、毘沙門天
もみじ谷公園(
秋は燃えるような紅葉、
今は新緑が鮮やか)
弘法大師空海開創の
霊山「彌山(みせん)」にロープウエイで登る。彌山原始林の雄大な景色を眺め、山頂では
瀬戸のしまなみとキラキラ光る海を眺望し、かつての日を思い胸躍らせた。
霊山「彌山」案内図
瀬戸(広島湾)のしまなみ(大黒神島、小黒神島、那沙美島、絵島、似之島、江田島、能美島など)が一望
宮島土産は「もみじ饅頭」、「しゃもじ」、昼食は、「あなご飯」を食し帰りのフェリーに乗る。
私の
「どうでも良い薀蓄(うんちく)一つ」……宮島は古代から島そのものが信仰の対象「神の島」として崇められ、島内には墓地がないという。
宮島を後に、次は岩国市
「錦帯橋」をカーナビにセット、西へ
「錦帯橋」は、日本三名橋の筆頭、清流錦川にかかる木造五連のアーチ橋、全長193.3m、幅5m、木組に独創的な工夫を凝らした優美な反り橋である。
また、吉川英治「宮本武蔵」の宿敵「佐々木小次郎」の出自の場所として有名である。「佐々木小次郎」は岩国に生まれ錦帯橋畔の柳やツバメを相手に「燕返し」を編み出したとされている。
「佐々木小次郎」像(後方山頂に岩国城)と巌流(小次郎)いわれの柳
次の写真
「武蔵」と「小次郎」の対決である。どちらも「世界一美味いというソフトクリーム」を売っており火花を散らしている。
手前「佐々木屋小次郎商店」、向こう「お食事処竹の里むさし」と書いてある。
さて、どちらが勝っているのやら……。
17:30 錦帯橋を後に近くの
岩国温泉「五橋の湯」でゆっくり旅の疲れを癒し夕食を取る。
外はすっかり暗くなり、温泉を辞し「玖珂インター」から山陽自動車道へ乗る。途中のパーキングで幾度か仮眠を取りながら一路九州へ
「壇ノ浦パーキング」で夜の関門橋
夜中、九州道をひたすら鹿児島へ、孫娘は車中で高いびき。
翌朝、午前7時前「都城インター」を出る。朝食を取り一路我が家へ、午前8時やっと辿り着く。長い旅を終え、午前中爆睡
総走行距離:1,837km、ガソリン代金:17,200円、有料道路料金:21,000円(往復ともETC夜間割引、割引率は距離が短いほど高く、約4割引きである。)
沢山の人と多くの場所との出会いは、楽しく想い出多き盆休み旅となった。
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