アメリカ新大統領

古葉茶庵

2009年01月21日 12:27

 今朝は新聞、TV、マスコミの全てがアメリカ新大統領一色である。つむじ曲がりの私は他の話題をUPしたいと思ったが、他は霞んでしまう。

 バラク・オバマ前上院議員は大統領就任式に臨み、「自由の再生」をテーマにエイブラハム・リンカーン第16代米大統領が1861年の宣誓で使ったと同じ聖書に左手を置き宣誓し、第44代米大統領に就任した。

 リンカーン大統領が「奴隷解放最後布告」を発布したのは1863年、同年南北戦争の激戦地だったゲティスバーグの一部を国有墓地とし、戦没兵士に捧げる式典で、「人民の、人民による、人民のための政治」の名演説をしたのはあまりにも有名である。

 それから、100年後、1963年ワシントンのリンカーン記念堂前階段で黒人公民権運動の指導者「マーチン・ルーサー・キング牧師」が「私には夢がある。」の名演説を行った。

 
 そして、46年後、リンカーンの奴隷解放令から146年を経て米国史上初の黒人大統領が誕生した。

 この1世紀半の年月は、医科学の進歩目覚しい現代でやむを得ない必要な年月だったのか。


 就任式に全米から200万人の人が集まった。空前の人気は、期待の大きさ、挑戦する難局の大きさに比例する。

 新大統領が成果を出せるのか。真価が問われるのはこれからだ。どう立ち向かうのか。世界が注目している。

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