「しつけもよろしく……。」

古葉茶庵

2008年09月30日 11:21

 新聞川柳 <舌禍癖 僅か五日で 去ってゆく> 「言葉は身の文(あや)」という。言葉はその人の人柄や知性を表すものということだ。

 また、 「言葉は心の使い」 ……心に思っていることは自然と言葉になって口から出てくる。

 およそ政治家たるもの、ましてや閣僚の言葉は重さがあって大切であるはずだが、その言葉が随分軽率、乱暴に使われた。

 やっと手に入れた国交大臣の椅子を僅か5日で手放された中山成彬氏、その夫人は物腰柔らかく、上品で、やさしさに溢れた拉致問題担当相の「中山恭子さん」であることがなんとも理解できない。

 この度も昨日、安倍、福田内閣に引き続き麻生内閣でも拉致問題担当の首相補佐官に任命された。その折に「ご主人のしつけもよろしく……。」……と言われたかどうか定かではない。……が。

 

 当の前国交相はその後も失言、放言、口撃は収まりそうにない。<口は禍(わざわい)のもと、舌は禍の根>……確かな事実の裏付けと吟味した言葉がなければ、「確信」も「独断偏見」としか映らない。

 郷土の宮崎県(知事)もザンネ~ンなことだが、ご夫人もさぞかし冷や汗ものだろう。

 ……ご同情この上なし……

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