「唖然・呆然そして愕然」!!!
まったくの<唖然・呆然>……そして<愕然>の出来事である。
昨夜、たけしの「TVタックル」を見ていたら、突然画面が「LIVE 首相官邸」に切り替わった。切り替わったが何も始まらず長い時間に思えた。
「何があったのか?」……眠気も吹っ飛んでしまった。
それにしても、突然の愚痴まじりの辞任表明は、少なくとも総理がよく口にしていた
「国民目線」 ……ではないと思うが……。
前安倍総理に続いての三振ツーアウト、
「またか」という印象はぬぐえず、与党自民党に対する政治不信は深まるばかりだ。
昨日、「子供のやから」に等しいと北朝鮮を批判したばかりだが、
同じ言葉を福田総理に言上したい。
「なぜこの時期に?」という質問に対し政治の空白を作らないためというが、どのように言い繕っても空白は否めない。
以前、立川談志の落語「鼠穴」を聴き、胸に留めた一節がある。
<まさかそこまでは……という「まさか」の坂が越えられない。> あと一歩の想像力を欠いたばかりに、主人公が苦難を背負うくだりである。
主人公は自民党か、
「まさか」の坂を越えられず、「よもや」の靄(もや)を抜けられず、思慮の不足を悔いの種に変えながら人は生きている。
とはいえ世間には無理にでも坂を越え、あらん限りの思慮を動員しなくては成り立たない場合もある。 これから続く総裁選、組閣、新内閣の組閣、臨時国会、解散、総選挙……果たして自民党の信頼回復はなるか。
正念場である。
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