一本の鉛筆があれば……。
今日8月6日、
広島は、第63回目の原爆忌を迎える。この時間、平和記念公園では平和記念式典が厳かに営まれている。
「一本の鉛筆があれば、八月六日の朝と書く 一本の鉛筆があれば 人間の命と 私は書く……。歌手「美空ひばり」が34年前の1974年の広島平和音楽祭で初めて歌った反戦の歌である。
ひばり自身、この曲に特別の思いがあったとされ、彼女の平和への強い思いを知ることが出来る。また、数多いヒット曲の中で自身のベスト10に入れていた隠れた名曲でもある。
先日聴きに行った「秋川雅史コンサート」でも、ひばりの想いを込めテノールでしっとりと力強く謳い上げてくれた。
8月9日には、同じく長崎で記念式典が行われる。
「怒り」の広島、「祈り」の長崎といわれるが、年々記憶から遠去かり惨状を語る人も少なくなってゆく。
これからも、戦争や原爆から目を背けないで、語り継いでゆかなければとつくづく思うことである。……
<黙祷>
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