巾着切りの遊戯???
今日から3月、球春のトップを切り野球・ワールド・クラシック・ベースボール(WBC)がいよいよ開幕する。
福岡ラウンドはヤフオクドームで明3月2日から6日まで、日本、中国、ブラジル、キューバの4チームで闘い、上位2チームが東京ラウンドに進出する。
3連覇をかけた「侍ジャパン」の熱い戦いに、胸の高まりを抑えようがない。
ところで。
明治44年に『
武士道』を著した《新渡戸稲造》が、「
野球は教育上よろしくない」…と、今考えると仰天の談話を新聞に掲載した。……<
唖然>
こうだ…。
「
野球という遊戯は悪く言えば巾着切りの遊戯、相手を常にペテンにかけよう、計略に陥れよう。塁を盗もうなどと、眼(まなこ)を四方八面に配り、神経を鋭くしてやる遊びである。」……<呆然>
野球は今や国民的スポーツ。巾着切りの遊戯がなんと滑稽に聞こえることか。……<
愕然>
しかし、当の日本チーム・「侍ジャパン」はプロ球団から選ばれた28選手、強化試合を広島、オーストラリア、阪神、巨人と重ねてきたが、投打ともに成績はあまり芳しくない。
明日から、日本流の緻密な野球、「
巾着切り野球」といわれようと、ペテンと知略を縦横無尽に発揮して
3連覇に向けて突進することを期待してやまない。