西海旅ーⅢ
佐世保で3日目の朝を迎える。本日の目当ては、国の名勝に指定された佐賀神埼の「
九年庵」。混雑が予想されるので起き抜けにGO
途中、朝食のため上りの
川登SPに立ち寄るが、
グランプリうどんは朝食には重いので写真だけ取る。
さて、「
九年庵」とは佐賀の大実業家・伊丹弥太郎が明治33年から9年の歳月をかけて築いた別荘と庭園。毎年紅葉の時季に9日間(土~日)だけ一般公開される。
微妙に色合いの異なる幾種類もの紅色が紡ぎだす紅葉のグラデーションは、まさに、<
息ずく古の心>そのものである。
また、絨毯を敷き詰めたような
苔の緑とあでやかな紅葉のコントラストは別世界の美しさである。未熟な私の撮影技量では充分に伝えることが出来ないのが残念。
残念なことに、この古の心をゆっくり堪能できないことである。何しろ一年間にたった9日間の公開なので土、日を避けたにも拘わらず人、人、人の波だった。
しかし、
歩きながら食った熱々の「梅が枝餅」は旨かった。