「だいやめ」と「ナンコ」???
私は生涯学習で”
だいやめ講座"に入っている。
鹿児島県以外の方は、「
そりゃ 何じゃ」とお思いだろう。
「だいやめ(だれやめ)」とは、
体のダレをやめる(とめる)。即ち「心身の疲れを取る(疲労回復)」をいい、一日の疲れを焼酎を飲んで癒すことを言う。
このため、だいやめ講座では「
薩摩の焼酎文化を学び、検証し、より発展させる」ために
焼酎用の芋及び麹用の米を栽培、収穫、焼酎造りを行う。
造る焼酎は甕仕込み、「
一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は人夢を飲む」。人呼んで「
創年の志」である。(
旨いですぞ
そして、時に応じ、だいやめの実践、焼酎文化の一端である
「ナンコ」に興ずる。再び「ナンコとは何ぞや」
ナンコとは、鹿児島県下で、その昔藩政時代からの古い伝統を持つ酒席の遊びである。
ナンコの由縁は、「
箸戦、軟交、そものズバリ何個」とはっきりしないが、一般には「
箸戦」という字を当てる。
互いに隠し持った棒(ナンコ球)の数を当て合い勝負を決める。
面白いことに負けたほうが焼酎を飲む。
また、遊びは部屋の隅っこで静かにやるのではなく、
部屋の中央で一剣必殺、さながら薩摩示現流の太刀打ちに似て、喉が張り裂けんばかりの大声で渡り合う豪壮な遊びである。
ともあれ、一度来県され、だいやめの焼酎を飲み、ナンコに興じられたい。
最近、5日間程を要し、ナンコ台、球を2セット、日曜ならぬ週日大工で作製した。
<だいやめ講座>に寄贈しようと思っている。