金環日食
日本の人口の2/3の人、約8300万人が観察できる
金環日食が一週間後の21日に迫った。
今回の金環日食は、九州南部から福島県南東部にかけての太平洋側地域の広い範囲で見ることができる。
これほど広範囲なのは
平安時代以来932年ぶりだそうだ。同じ場所で観察できるのは340~360年に一度というから、生まれたての赤ちゃんも次に見ることはできない。
国内で次に見られるのは、金環日食は2030年6月の北海道、皆既日食は2035年9月の北陸、関東北部までない。
……というわけで、冥土の土産にするためにも是非今回の貴重な天体ショーを見たいものである。
日食は西から順に始まり、太陽が右上から欠けてゆき
鹿児島で金環日食になるのは午前7時20分から5分間という。
気になるのは当日の天気。気象庁の過去30年間の統計による晴れの確率は東京で63.3%というが、すでに週間予報では曇りから雨だという。
太陽の中心部が月に隠され金の輪のように輝く現象は美しいが、
観察法を誤ると目に障害が残るそうだ。
「ちら見」も駄目、必ず日食めがねを使おう。
オリンピック年に金環は縁起がよろしい。その時間だけでもいい、晴れることを祈りたい。