汗をかいて……
今朝の新聞は
「汗をかいて」しっかりそれぞれの仕事をやり遂げた人たちの記事で一杯である。
プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの
王貞治監督(68)は、プロ入りして巨人の選手、監督、ソフトバンクの監督として50年、熱闘50年のユニホームを今シーズンで脱ぐことになった。
俳優の
緒方拳さん(71)は、突然の死により50年間の俳優稼業に終止符を打った。私が見た一番最近の作品は「武士の一分」だった。沢山の作品が昨日のことのように蘇る。
2008年のノーベル物理学賞を日本人の3人、
南部さん(87)、小林さん(64)、益川さん(68)が受賞の快挙となった。
皆さん沢山の汗をかき、余人も及ばぬ立派な仕事を残された。
ところで……「汗をかく」は、「恥をかく」、「べそをかく」と同様「ある物事や状態を表面に出す」ことをいう。
汗をかいたらシャワーを浴びて「汗を流す」ことになるが、「汗を流す」は「汗をかく」と同意にも用いられる。よくよく考えると随分ややこしい。
「汗をかく」も「汗を流す」も大いに努力するたとえにも用いられる。
この
<カトレア>もそうだろうか。寝室の窓際に置いているカトレアは毎年この時期に一輪だけ寂しそうに、しかし、鮮やかにワインレッドの花を咲かせる。