「貧すれば鈍する」???
今、中央省庁では、部下がまったく居ない「
一人係長」や係員より係長の数が多い「
逆ピラミッド型」が増えているという。
一方、一般サラリーマン社会も同様に、非・出世社員を揶揄する「
万年係長」現象だという。
この悲哀は、行革の旗印の下、人事の目詰まりをそのままにして新規採用の抑制を続けているからだ。
新規採用の抑制だけでは組織にひずみを生じ「係長クラスは、簡単な資料作りを頼める部下も持てずに仕事を抱え、それでも昇進が遅れる状況では、
士気が低下している」という。
勿論、今後も不要な人員を削減する努力は常に必要だが、貧しいが故に生活に汲々として、かえって愚策ばかりとってしまう。「
貧すれば鈍する」状況はいただけない。
少ない新入社員も上司に自分の将来を映し、
5月病がますます深刻に陥らないか心配である。
庭先に咲き誇る<
クレマチス>