「敬老」???
先日の(
敬老の日)、別に待っていたわけでもないが……。家族から何の沙汰もない。カミさんと「
もう忘れられた存在か、それともまだ若いと思っているのだろうか」とポジティブに考えていた。
夜になって宮崎の孫から「オメデトウ」の電話があった。そして、昨日近くの孫から葉書が届いた。中三になって最近は「口ばかり達者になって」と嘆いていた……。
葉書には「
世界で一番大好き、大切なじいちゃん、ばあちゃん」…と書いてある・(ウルウル)
<
六十、七十は洟垂(はなた)れ小僧、男盛りは百から>……という。
今年6月、百歳を迎えた
詩人の柴田トヨさんが先月二冊目の詩集「
百歳」を出した。26編の最後にあるのは、<
被災地のあなた>と題する作品、次のように書いてある。
<
最愛の人を失い / 大切なものを流され / あなたの悲しみは / 計り知れません / でも 生きていれば / きっと いいことはあります / お願いです / あなたの心だけは / 流されないで / 不幸の津波には / 負けないで> ……と。
洟垂れ小僧が敬老の日に「誰かに慰められたい」…と待っている場合か。