一言物申す
タレント・島田紳助の暴力団との交際理由による
突然の芸能界引退劇に、総理大臣の辞任もここまでないだろうと思われるメディアの騒ぎようである。
黙っていようと思っていたが、あまりの大騒ぎに一言申し上げたい。
TV番組は一般人のみでなく、宗教、人権、思想団体等すべての対象に当たり障りのない、毒にも薬にもならない言い回しの言葉と内容でないと成り立たない。
そんな中で、島田紳助君、君の放つ言葉は頭の回転の速さとしゃべりの上手さに加え、時にはとがり、刃を持った暴言を吐き鋭角的に振舞うさまは小気味よく、爽快でさえあった。
君のメッタ斬りは、すれすれのところで止め、これ以上言えない限界をわきまえ、視聴者の興味をそそりバラエティー界の頂点を極めた。そんな君のトークに私もファンの一人だった。
この誰にも擦り寄らない舌禍が暴力団との繋がりが出来たことの発端となった。
頂点にある者の突然引退という行動は、君の言葉を借りると「後輩800人にけじめを見せる」ことであったようだが、ちょっとカッコヨスギないか。
黒い繋がりがバレて辞めることはカッコヨクないし、君を慕う後輩800人を落胆させないための引退は美学ではなく、単なる逃げではないか。
君は自分の中ではセーフと思ったというが、君の言葉で斬ると「
パーフェクトアウト」だろう。
いずれにせよ、君自身、毒舌と安全の波乗りに疲れていたのではないか。
今後の精進を祈る。