「北京奥林匹克運動会」???

古葉茶庵

2008年07月14日 09:32

 北京五輪開幕まで1ヶ月を切ってしまった。出場が決まった各選手は最後の調整に緊張と期待の毎日と予想される。

 世界の選手が集まる北京五輪メーン会場、通称「鳥巣(バードネスト)」、中国正式名「国家体育場」 



 ……ところで…… 「オリンピック」のことを……なぜ…… 「五輪」というの アメリカでは「Five circle」

 中国では、同じ漢字の国だから……それこそ「五輪」だよね。……と思うが、さにあらず。

 「オリンピック」を「五輪」と表記したのは、読売新聞の運動部記者だという。戦前のベルリン大会当時、大会が盛り上がり「オリンピック」という言葉が新聞紙上に随所に登場した。

 記事や見出しに言葉が長すぎる。 何か略語はと思い悩んだ末に浮かんだのが宮本武蔵の「五輪の書」

 「五つの輪」はシンボルマークだし、「ゴリン」と「オリンピック」は語感も似ている。 当初は安っぽいなどと言われたが、ほどなく定着し絶妙のネーミングとなった。

 中国北京でも「五輪」と表記すると思っている人が意外に多いが……残念

 中国では「オリンピック」は「奥林匹克運動会」である。略して「奥運会」というそうだ。

 なるほど……「おくりんひきこく運動会」かい。……ナットク

 
 <巨大エンブレムの登場>



 この巨大エンブレムは、北京郊外の山肌に縦96m、横38mの「北京五輪エンブレム」である。五輪開催の記憶を永久に残そうと「Beijing 2008のロゴマーク」、踊る人をかたどった中国古代文字の「京」の字を赤地に白抜きで彫ったものである。

 作業員500人以上が11ヶ月かけて完成させたという。


 3年前にカミさんと上海を中心に4泊5日の小旅行をし短時間の訪問で何も分かっちゃいないが、何かと不可思議、不可解な大国中国を感じた。





 改めて、中国を勉強してみようと図書館から「そうだったのか中国(池上彰著)」を借用、勉強中である。