ちまき作り
いつもと違い朝早くから、なにやら話し声が聞こえる。
あ~そうだったと思い当たる。
「今年は作らない」と言っていた義母が遠くの子供、孫にせがまれ、
毎年恒例の「ちまき作り」である。
カミさんさんも手伝いに行ったらしい。
一人朝食を済ませて顔を出す。私の出番はないらしい。
大鍋を覗くと、竹の皮に包まれたちまきがグツグツ煮えていた。苦味のある独特の味と香りが口の中に蘇る。
やっと出番が来たようだ。「ラップに包まんや」と義母の大きな声が聞こえる。
今日の昼食は
メタボを心配しながらちまきで遠い遠い子供時代を想い出そう。