「もったいない」再考 2

古葉茶庵

2008年06月29日 11:46

 6月も終わろうとしている。と言うことは今年も半分が終わったということか。梅雨もまだ明けそうになく今日もうっとうしい空模様である

 そんな中、またまた牛肉、うなぎから食品偽装問題が再燃である。

 日本各地で食料の「地産地消」が叫ばれているが、国内産の消費はほんの2~3%であり食糧の殆んどを外国からの輸入に頼っているのが現状である。

 この事実は如何ともしがたく、消費者が高級品を、国産品を求めている限り食品偽装はなくならないのではないだろうか。

 また、ここにきて原油と食糧の高騰が目立ち、今こそ食糧自給率を考えなければならないときにある。


 そもそも食べすぎで起こっている病気が殆んどである。腹八分で病気を減らし、医療費を下げる。食糧消費を減らす。それが優先順位の第一歩……(分かっちゃいるけどやめられない。)

 もう一つは賞味期限、消費期限をもう一度見直し、捨てない食べ物のシステムを考える必要があろう。

 賞味期限問題についてのマスコミや社会の目は「企業主」に対して「偽」のみの反省、謝罪のみを追及しているように見えるが、本来の「もったいない」を忘れているような気がする。

 ここで、もう一度、賞味期限を吟味し、捨てられている食糧があまりに多いことに目を向けて、子供達に食べ物の大切さ、判断する力を教えることが大人としての責任であると思う。

 はっきり言って、食品偽装で死んだ人はいない。