「断捨離夫」???
「
女は怖い」……イエ、イエ貞淑にして従順、おしとやかが服を着ている、大和撫子のあなたのことではありません。
……
というのが……
昨日、新聞歌壇で冒頭の怖い短歌を見た。
<
妻断捨離を口にする 思わせぶりな笑みを浮かべて>
……もしかして、夫婦関係を断捨離するというのだろうか流行の言葉だが、夫婦喧嘩に出てくるとは穏やかではない。下の句の不気味さが真に迫ってリアルである。
この短歌の作者は勿論、男性である。
若い頃元気のよかった男も<
濡れ落ち葉>になった今、薄目を開けて(直視などとんでもない)女房殿の顔色を窺い、「
断捨離」という言葉に妙に敏感に反応する毎日である。
今や、「
弱きもの 汝の名は 男なり」……
である。
女性のように美しく咲き誇った我が家の裏庭の<
花桃>