「ネズミ族」???
「
ネズミ族」、「
アリ族」とはこの言葉をご存知だろうか。
日本を追い越し、いまや世界第2位の経済大国中国、日本に土地や宝石を買いに来て100ドル札を気軽にドンと積み上げる富裕層。
その中国の繁栄の足元で対極にある数億人といわれる貧困者、その一翼を担うのが「ネズミ族」、「アリ族」である。
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ネズミ族」は、ベニヤ板で仕切られた小部屋、ベッドが一つ、6㎡、月家賃200元(約2500円)の地下室住まい、朝は一つしかないトイレの争奪戦という。この地下生活者の呼び名である。
「
アリ族」は、大卒のワーキングプア層。
世界の経済界が、中国の富裕層をもてはやす一方、数億人の貧困層が社会に強烈な不満を抱き、貧富二極分化と同時に水面下で膨らむ現状否定、体制批判が中国の激変に繋がる最大の不安定要因だ……と言っている。
……とか、たまには小難しい新聞社説でも読んで……勉強しているつもりになって、
ボケ防止を図っている今日この頃、庭の「
ボケの花」が開き始めた。