「ちまき」作り???
4月もあっという間に過ぎ、5月に突入した。5月と言えば
男の節供、鯉のぼりと「ちまき」である。
私の故郷での「ちまき」は米粉の饅頭に小豆餡がはいった蒸かし饅頭を葉っぱ(何の葉っぱか忘れてしまったが良い匂いがした。)で包んだもの。(これはこれで美味しい。)
しかし、鹿児島のちまきは
「あく(灰汁)まき」のことを言う。これは
子供たちの「おやつ」と言うより、大人が食す「保存食」と言う感じである。 でも
<唖然・呆然>でこれが美味しい。
癖になる美味しさである。
今年は母がいなくて、「ちまき」は見送りかと思っていたらカミさんが初挑戦で作ると言う。 以下、我が家(他家でも同じと思うが……。)のレシピを紹介しよう。
① 前日、もち米を洗い灰汁(昔は桜、樫、そばがら等の灰汁を作ったが今は市販されている。)に一晩浸しておく。
② 翌朝水を切り、竹の皮でくるむ。(この時もち米の増えるのを考えゆっくり包み込み、煮るときに中身が出ないよう3箇所くらいで縛る。)
③ くるんだ「ちまき」を約40個位を大きな鍋に並べ、これに再び灰汁と水を注ぎ、約3時間煮つめる。
④ 出来上がり
あめ色の美味しそうな、一種独特の灰汁の匂い漂う「あくまき」の出来上がりである。基本的にはこれに黄な粉を付けて食す。昔日(戦後)、砂糖が不自由した(手に入らない)頃は醤油だけで食していたらしい。
<愕然>なしで、カミさんの今年の初挑戦その1は終わった。
めでたし~ めでたし~