真夏のバナナ事件!!!
先日、所用で留守にし外出から帰り玄関を開けると、たたきにレジ袋に入った
大房のバナナ2房が置いてあった。
誰が置いていったのか早速、カミさんに尋問するが、容疑者がとんと浮かんでこない。
私の朝バナナの食習慣を熟知した者か、孫たちの帰省を知っている者の犯行か。いろいろ推理してみるが、容疑者が浮かんでこない。
第一発見者のカミさんも、それらしい知人にそれとなく鎌をかけ、電話聴取を敢行するが、それぞれアリバイが成立し、杳として犯人らしい人物見当たらず。
バナナは生きもの、犯人不明のまま好意に甘えて処分することに……。孫たちのサッカー練習に半分の一房20本を差し入れした。
犯人は必ず現場に帰ってくるというがその気配も感じられない。
捜査の初動は犯行現場の鑑取りからという。近所の聞き込み、不審者の有無などを当たる。
あわや迷宮入りかと思っていた事件発生から3日後、犯人が孫たちの好きなカブトムシ20匹を携え自首してきた。毎年カブトムシを獲ってくれる近所のおばさんだった。
直ちに逮捕し事情聴取の結果、無罪と判定、
孫たちと一緒に十二分にお礼を述べ、容疑も晴れたので即日釈放した。
一件落着……お騒がせいたしました。