真夏のバナナ事件!!!

古葉茶庵

2010年08月21日 13:31


 先日、所用で留守にし外出から帰り玄関を開けると、たたきにレジ袋に入った大房のバナナ2房が置いてあった。

 誰が置いていったのか早速、カミさんに尋問するが、容疑者がとんと浮かんでこない。

 私の朝バナナの食習慣を熟知した者か、孫たちの帰省を知っている者の犯行か。いろいろ推理してみるが、容疑者が浮かんでこない。

 第一発見者のカミさんも、それらしい知人にそれとなく鎌をかけ、電話聴取を敢行するが、それぞれアリバイが成立し、杳として犯人らしい人物見当たらず。

 バナナは生きもの、犯人不明のまま好意に甘えて処分することに……。孫たちのサッカー練習に半分の一房20本を差し入れした。



 犯人は必ず現場に帰ってくるというがその気配も感じられない。捜査の初動は犯行現場の鑑取りからという。近所の聞き込み、不審者の有無などを当たる。

 あわや迷宮入りかと思っていた事件発生から3日後、犯人が孫たちの好きなカブトムシ20匹を携え自首してきた。毎年カブトムシを獲ってくれる近所のおばさんだった。

 直ちに逮捕し事情聴取の結果、無罪と判定、孫たちと一緒に十二分にお礼を述べ、容疑も晴れたので即日釈放した。
 一件落着……お騒がせいたしました。