「都都逸」
先日、今野敏の推理小説
「イコン(ICON)」を読んだ。本の内容はさておき、その中で知ったどうでもいいような豆知識……。
パソコンの<アイコン・メニュー>は、もともとこの「イコン」からきているという。「イコン」と言うのは、当方正教会で使われる宗教画のことである。
ロシア正教では十字架より「イコン」を重視する。……なぜなら「イコン」が現世と神の世界をつなぐ窓だと考えられている。教会ではこの「イコン」、つまり神の世界への窓を通じて神と出会うと考えられているそうだ。
……パソコンのアイコンを次々に開いて別世界に運んでくれる。早速出向いたのが
「都都逸」の世界
寄席の音曲師、柳家紫文が嘆いているのは、「都都逸」の漢字を読めない人がいるという。「紫文式都都逸のススメ」(集英社)と言う本を出し、都都逸の普及に努めているらしい。
「都都逸」は(どどいつ)と読む。江戸時代末期、都都逸坊扇歌という寄席芸人が当時流行の「よしこの節」などを元にまとめた俗謡である。
俳句が