盛夏の延岡旅

古葉茶庵

2010年08月04日 11:33


 去る1日、孫迎えに「口蹄疫非常事態宣言」の解除された日向路を延岡に向かった。今でも、都農、川南など3箇所で一般車両の消毒ポイントがあり、炎天下のもと作業に当たっている係員の方のご苦労が伺える。

 途中、日向市美々津の<道の駅>にある「お船出の湯」に浸かる。夕暮れの日向灘を眼下180度に眺め足を伸ばした露天風呂は「甘露甘露」以外の何物でもない。(デジカメを忘れフォトなしで残念)

 翌2日は、孫を連れて延岡市街、日向灘を360度眼下に一望できる標高251mの「愛宕山」に登る。(車で……)

 この山の由来は、古代神話時代にさかのぼり、その昔「笠沙山」と呼ばれ、天照大神(アマテラスオオミカミ)は地上平安のため孫であるニニギノミコト(天孫)を高千穂・高天原(タカマガハラ)に遣わした。(降臨させた)

 稲作の地を求め、ここ笠沙山で木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)と出会い、恋に落ち、結婚した。やがて海幸彦、山幸彦を含む3人の子をなし、山幸彦の孫が初代天皇である神武天皇となる。


 この神話伝説から愛宕山が<出逢いの地・縁結びの聖地>となり、見晴台にあるハート型のモニュメントには、二人の名前が書かれた南京錠が所狭しと掛っている。

 東九州道、延岡経由の折は是非訪ねられたい。特に恋人同士にお薦めのポイントである。