「メリット? デメリット?」
サッカーW杯、ベスト8をかけパラグアイに挑んだ日本、延長を含め120分間の死闘も虚しくPK戦で敗れた。
サムライ一丸となって大舞台でよく戦い燃え尽きた。心から「お疲れさん」と言いたい。胸を張っての帰国を待つ。
一方、
相撲協会野球賭博問題、大獄親方、琴光喜の重処分、その他27人の謹慎処分で名古屋場所の開催を決定した。これでよかったのだろうか。
連綿と続いてきた大相撲の歴史に汚点を残してはならないとメリットを考慮しての開催決定というが、果たしてメリットだろうか。
すでに相撲協会の汚点は枚挙に暇もない周知の事実である。今更汚点云々は言い訳に過ぎない。幕下力士を幕内に上げての無理な開催はむしろ
デメリット以外の何物でもない。
この際、名古屋場所を中止とし、根本から相撲界の再生に当たるべきだはなかったのか。その上で、「関係のない一生懸命稽古してきた力士が可愛そうではないか」……などの世論の盛り上がりを待って場所興行に当たるべきが協会のとるべき妥当の道と思われてならない。
何が何でも何とかして名古屋場所を決行しようとした協会の今回の幕引きは
残念だ