「けけけ」???
今日は朝から小雨、
梅雨入りの中、鹿児島市谷山まで往復した。6月から有料道路無料化と聞いていたがそうでもなかった。民主党のポピュリズム(大衆迎合)施策にまんまとはまった。
勝手に信じた私が悪いのか。
言葉には人を動かす力がある。かつて日本改造論を唱え、人間ブルドーザーと呼ばれた「
田中角栄元総理」は言った。
「
言葉というものは、自分の意思や考え方、感情を相手に伝えるものだ。よく考え抜かれた言葉は明晰な表現をとる。簡潔・具体的・平明でなければならない。
初めに結論、その後に理由だ。一・二・三の三つでよい。世の中には三つの理由に要約されないほど、ご大層な事柄などはあり得ない。」……と。
ところで……私は鹿児島を青山の地と決めて住まい13年。まだ、かごんま弁をしゃべるどころか、言葉が理解できないときもしばしばである。
かごんま弁の特徴の一つは短縮語が多いことである。一字で表せられるものも多く、例えば「
へ」と発音し、
<灰>も<ハエ>も<塀>も<放屁>もある。
これはお分かりだろうか。……「
け・け・け」……笑っているのではありません、一行の文章である。……<
唖然・呆然>
「貝」も「買う」も「来い」も<
け>と発音する。 したがって、「けけけ」は、「
貝を買いに来い」……となる。……<
愕然>
また、「
ホイデ……ホイデ」と言ってるだけで、最初から最後まで会話が成立する人もいる。
かの角栄さんも天国で愕然としておいでだろう。
かごんま弁は簡潔・平明であるが、明晰でも具体的でもなく難解そのものである。