読書……あれ……これ

古葉茶庵

2010年04月20日 17:09


 私は図書館で読書本を探すとき先ず新刊コーナーから探し、その後作者別のコーナーに向かう。そこで最近、読み残していた本を発見することが多い。

 「松本清張」などすべて読みつくした。……などと思っていたのに初めて目にする本に出会う。ましてや現役活躍中の作家に至っては言うに及ばずである。

 そんな最近、一気に読了した感動本がある。東野圭吾の<使命と魂のリミット>である。



 2004・12月から2005・11月まで「週刊新潮」に連載され2006・12月単行本として発行された。

 <心臓外科医を目指す女性研修医は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に手術室を前代未聞の危機が襲う。

 あの日手術室で何があったのか、今日何が起きるのか、心の限界に挑む愛と感動の医学サスペンス


 まだ読んでなかったと言われるサスペンスファンの皆さん是非一読されたい。

 最後は<涙そうそう>……請け合いである。

 ちょっと話は逸れるが、私の読書は熟読ではない。暇を見つけて1ヶ月に6~7冊を読む、どちらかというと乱読、通読(積んどくではない)の部類である。

 先日、「1Q84 Book Ⅲ」発売の日にNHK TVで600数十ページを30分で読了する人(女性)を見た。なんと1ページ3秒という機械コピー並みの速読である。

 インターネットで検索してみると「速読術」というのがあるそうだ。驚いてしまった。

 劇作家「井上ひさし」さんは「読書は知恵の永遠の連続性への参加である。」と言っている。乱読でも通読でもよい、読み続けたいものである。