「後の先」???

古葉茶庵

2010年03月08日 10:50

 昨日幼稚園児の孫から電話があった。相手が誰かはわかっているが、名前を言わないので「だ~れ」と聞いた。

 返ってきた返事はため口で「オレよオレ」……<参った

 さて、政治でもスポーツでもすべての場面で「後手(ごて)」に回ることは最悪である。

 「後手」とはもともと剣道用語で<相手が動いてから対応する>ことをいう。

 同じく剣道用語に「後の先(せん)」という言葉がある。

 相手が撃ってこざるを得ないように前もって追い詰めておき、苦し紛れに技を出してきたところを、「小手(こて)」や「胴(どう)」といった「応じ技」で1本いただくという奥義だ。

 永田町ではどうか。 「応じ技」を出すはずの民主党は3K(献金・基地・経済)問題で揺れ続けている。

 対するは、今日の時事川柳<敵失に打てぬ守れぬ自民党>……「後の先」を撃ちたいが、その前に1手も追い込めない。

 参院選までそう遠くない。どんな永田町地図、どんな日本になるのやら……。