「よし一本」???

古葉茶庵

2010年03月03日 12:28


 冬季バンクーバー五輪が終わり、各地のキャンプ情報、オープン戦模様が聞こえてくる。球春間近……浮き立つ思いである。

 ところで、戦時中野球は敵性スポーツの烙印を押され、「野球用語をすべて日本語にせよ」と軍から通達があり、1943(昭和18)年の3月2日、野球ルールから英語が消えた。……<唖然・呆然

 そこで……どんな日本語が使われたか、少し紹介したい。

 ストライク……正球(審判のコールは「よし1本」)  ボール……悪球(審判コールは「一つ」)  セーフ……安全  アウト……無為  ヒット……正打  ファール……圏外球  スチール(盗塁)……奪塁  ヒット&ラン……走打  グラブ……手袋

 ……などである。面白いのは……

 ファールチップ……擦打  バント……軽打  コーチ……助令  三振……それまで  塁審のセーフ……よし! アウト……ひけ!……<愕然

 勿論、関係者の評判が良いわけがない。しかし、それでも野球をやっていたというのが……なんとも嬉しい。