「糸屋の娘」???
今年度、市の第1回「
志エッセイコンテスト」が催され、全国発信での作品募集があった。中1孫に投稿を呼びかけた手前もあり、じいさんの背中を見せようと文章作りに励んだ。
棺おけに片足を突っ込み、今更「志」もないだろうと、自嘲まじりの負け惜しみを言いながら何とか書き上げ、孫の批評を受けながら応募した。
昨年末の締め切りまでに全国から1800余の応募があり、
先日入選作品の発表があった。
暗に違わず私の作品は見事に落選した。
上位入賞者は県外の人たちだった。どうして県内の、できれば市民の入選がないかと嘆き、文句を言ってみたが、後に関係者の方に伺うと、入選作はいずれも見事な文章力で800字で感動を呼ぶエッセイだという。
皆さん、それ相応に文章作りの訓練をし投稿馴れをした方たちだという。県内の薩摩川内市でも毎年「まごころ文芸コンクール」がやられ、市民の文章力向上を狙ってエッセイ教室が開講されていると聞いた。
文章は「
起・承・転・結」で作られ、昔から典型的な文章例として引かれている<
俗謡>がある。もう一度肝に銘じながら掲載したい。
<
大阪本町糸屋の娘 /
姉は十六、妹は十四 /
諸国大名は弓矢で殺す /
糸屋の娘は目で殺す>
……
こんな洒落た文章を書いてみたい。
本日の暖かい南風、春二番の少し強い風が吹いている。そんな陽気で
岩つつじ、紅白のボケが満開近い。