四苦八苦 Ⅱ???

古葉茶庵

2010年02月09日 10:29


 昨日、日曜大工で四苦八苦と書いた。とんでもないことだった。「四苦八苦」とはそんなに軽い生易しいものではなかった。本日は仏教説話を一つ。

 そもそも「四苦八苦」は、お釈迦様の説いた仏教の言葉で身体に関わる苦しみの分類であり、四苦八苦は合わせて八苦、この苦しみをもたらす原因を取り除こうとお釈迦様は仏教を広めたという。

 「四苦」は、<生老病死>のことで人間として逃れられない必然的な苦しみ、即ち生苦(生まれる苦しみ)、老苦(老いる苦しみ)、病苦(病の苦しみ)、死苦(死ぬ苦しみ)をいう。

 「八苦」は、愛別離苦(愛するものと別れる苦しみ)、怨憎会(おんぞうえ)苦(怨み憎む者と会う苦しみ)、求不徳(ぐふとく)苦(求めるものが得られない苦しみ)、五陰盛(ごおんじょう)苦(あらゆる精神的な苦しみ)をいう。

 仏教では人の煩悩を「百八つ」という。四苦(四九)が36、八苦(八九)が72、合わせて百八つである。従って大晦日除夜の鐘は一年の四苦八苦を取り除くため百八つ打つのである。(ナルホド ザ ワールド

 ……おしまい……

 私の煩悩のなんと小さきことか