スポーツを楽しむ???
忘年会シーズンである。 先日テニス同好会の忘年会に参加した。 テニスそのものは、膝関節痛で現在、お休み中なのだが「テニスは無理でも酒は飲めるだろう。」の誘いに簡単に乗ってしまった。
大抵の同好会がそうであるが、同好会は上司も無ければ部下も無い、利害関係もない。 腕そのものの上下はあるが、酒を飲むときは、「そんなの関係ねェ~」となる。 だから楽しい、それでなくても職場の忘年会でも我関せずであるが……。
「スポーツを楽しむ」よく聞き、自分でも話している言葉である。 そもそも
「スポーツ」という言葉の語源は、
「気晴らし」、「楽しみ」、「遊び」という意味だそうだ。 そう、スポーツは楽しむことが一番大切だ。
ところが、一部の青少年スポーツの現場には「楽しむ」なんて言葉がほど遠く、「挨拶!」 「声を出せ!」 「練習中に笑うな!」……指導者のヒステリックな怒声とひきつった子供の顔ばかり……なんてところもあったりする。
だからと言って、笑顔が溢れ、みんなが楽しく……なんて練習しようとしても終始ぎゃーぎゃー騒ぐばかりで収拾なしの自分勝手の集団となる。 そのあたりを誤解している指導者もいる。
それぞれが楽しむためには、お互いの「ルール」や「マナー」が必要。「ルール」を守った上でしか楽しみはない。自分だけが楽しければよいというのはただの自分勝手
礼儀作法、挨拶などヒステリックに言い過ぎるのはダメだけど、礼儀も挨拶も指導者と選手、選手同士、選手と保護者のマナーの基本であり、声を出すのは事故防止の安全確認
ヨーロッパの有名指導者が言った。
「スポーツは子供を大人にし、大人を紳士にする。」 「ルール」「マナー」を守ってスポーツを真に楽しむことを伝えたい。