「一本の鉛筆」???

古葉茶庵

2009年08月03日 11:51


 今日はもう8月3日、8月は広島、長崎の原爆忌、終戦記念日等多くの人にとって「」の一語が胸に響く季節である。

 被爆、終戦の日から64年、間もなくその日がやってくる。34年前に歌手「美空ひばり」が第1回広島平和音楽祭で唄った歌がある。「一本の鉛筆」(松山善三作詞、佐藤勝作曲)である。

 <一本の鉛筆があれば / 8月6日の朝と書く / 一本の鉛筆があれば / 人間の命と私は書く……>

 核廃絶に言及した米オバマ大統領は演説で「私の中に埋もれていた何かを呼び覚ました。」と言った。 何か……とは、生き延びた者の発信する「責任」である。……と。

 歌はさらに続く、<一枚のザラ紙があれば / あなたを返してと 私は書く>……と。






 また、今年の8月は衆院選挙がある。これもよく考えて「責任」を果たしたいものである。

 公示日を迎えれば、蝉たちと共に「ミーン、ミーン」が「民意、民意」と聞こえ、選挙が終われば最後の蝉の声が「オーシツクツク」が「惜しい、つくずく」とか、「カタカタ」が「勝った、勝った」と聞こえるだろう。