男のロマン???
そもそも
浪漫(ロマン)主義は、フランス革命後芸術上の運動として、型にはまった古典主義に対して個性、感情、空想などによる自由形式を重んじたのが浪漫主義である。
簡単に言えば
「自由に、おおらかに、気の向くままに」……である。
かく言う私自身、自他共に認める、ありがたくない尊称(?)のロマンチスト……である。
男は言い逃れの如く、よく
「男のロマンだっ!」と叫ぶ。
「男のロマン」とは、そもそも何物かい? 男が夢と理想を追い続け、普段は意識しない秘めたる感動を胸に轟かせることだろうか……。
大海に出て
「太平洋一人ぽっち」をする、寒いさなか雪山に登り
「ヤッホ~」と叫ぶ、放浪・冒険の
当てもない「旅に出る」…etc……。
規模の大小は違え夢に向かって、時には現実逃避を図り、ハチャメチャやみくもに走る。 チョンガー(独身者)ならいざしらず、いい年カッコイテ独りよがりのカッコヨサを追い求める。
女性にとっては、
「アホラシイ! 子供みたい!」そのものである。
……
だから、「男のロマン」なのだ!
「男のロマン」=「夢と挫折」 (ロマンチストにとって泣かせる言葉)……夢を実現することも、事ならずして涙することも、涙を拭いて再挑戦することも……すべて「男のロマン」なのだっ!
そう、
心と体の<青春回帰>が「男のロマン」である。
最後に、
歳月を経て、なお、<青春>しておられるあなたに!私の愛読ポエム……サムエル・ウルマン<青春>の一片を
心からお送りします。
青 春 サムエル・ウルマン
青春とは人生の或る期間をいうのではなく、心の様相を言うのだ。
逞(たくま)しき意思、優れた想像力、怯雫(きょうだ)を却(しりぞ)ける勇猛心、安易を振り捨てる冒
険心
こういう様相を<青春>と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて老いが来る。
歳月は皮膚の皺(しわ)を増すが、情熱を失うときに精神は萎(しぼ)む。
苦悶や、狐疑や、不安、恐怖、失望……
こういうものこそ恰(あたか)も長年月の如く人を老わせ、精気ある魂をも芥(あくた)に帰せしめてし まう。
(中 略)
人は信念とともに若く、疑惑とともに老ゆる。
人は自身とともに若く、恐怖とともに老ゆる。
希望のあるかぎり若く、失望とともに老い朽ちる。
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大偉力との霊感を受けるかぎり、人の若さは失われない。
(後 略)
参考までに……掲載した写真は「スポーツ店 展示のTシャツの背中」です。