インフルジャーニー6(串本~大島)
5月27日(5日目)
昨夜見落としていたが早朝散歩時に気付く。平成12年今上天皇が当ホテルにお泊りになったときの御製の詩を見る。「
白浜に宿りし朝の 海の面を 旗なびかせて 漁船行く」……どの部屋で読まれたものであろうか。
朝食後、白浜を後に南紀を反時計回りに串本に向かう。この日のハンドルは私が握る。ホテルを出て間もなく真ん中に穴の開いた島を見る。「円月島」だそうだ。日没の真っ赤な太陽が穴にはまり有名と言う。
次の駐車は「
千畳敷」、宮崎の洗濯板を少し大きくしたようなものか、段差が大きい。
しばらく走り名勝古跡「
三段壁洞窟」に着く。屏風のように濃緑の海に直立する高さ50m~60mの絶壁、かっては源平合戦の頃、熊野水軍の船隠し場だったという海蝕洞窟、身を乗り出してこわごわとパチリ。
エレベーターで36mの地下にくだり赤茶色で水の滴る洞窟探訪歩道を巡る。熊野水軍番所小屋、年婁大弁才天etc……。
次に訪れたのは天気予報、台風情報などでおなじみ、本州最南端の灯台「
潮岬灯台」、この日も上に登ると怖いほどの強風だった。
平安の天皇たちの御製
大島は串本の1.8Kmの沖にある。民謡串本節では「
ここは串本 向かいは大島 仲を取り持つ巡航船」と唄うが、初めて訪ねた大島には橋が掛っていた。
丁度昼食時、海辺にくだり釣り宿のレストランで
海鮮丼を食す。鰤の漬け、アラ煮、味噌汁を美味しく頂く。
勇気百倍、岩出の帰路につく。本日の総運転距離約250Km楽しく一泊旅行を終わる。