インフルジャーニー6(串本~大島)

古葉茶庵

2009年06月04日 14:30


 5月27日(5日目)
 昨夜見落としていたが早朝散歩時に気付く。平成12年今上天皇が当ホテルにお泊りになったときの御製の詩を見る。「白浜に宿りし朝の 海の面を 旗なびかせて 漁船行く」……どの部屋で読まれたものであろうか。



 朝食後、白浜を後に南紀を反時計回りに串本に向かう。この日のハンドルは私が握る。ホテルを出て間もなく真ん中に穴の開いた島を見る。「円月島」だそうだ。日没の真っ赤な太陽が穴にはまり有名と言う。



 次の駐車は「千畳敷」、宮崎の洗濯板を少し大きくしたようなものか、段差が大きい。



 しばらく走り名勝古跡「三段壁洞窟」に着く。屏風のように濃緑の海に直立する高さ50m~60mの絶壁、かっては源平合戦の頃、熊野水軍の船隠し場だったという海蝕洞窟、身を乗り出してこわごわとパチリ。



 エレベーターで36mの地下にくだり赤茶色で水の滴る洞窟探訪歩道を巡る。熊野水軍番所小屋、年婁大弁才天etc……。

 

 次に訪れたのは天気予報、台風情報などでおなじみ、本州最南端の灯台「潮岬灯台」、この日も上に登ると怖いほどの強風だった。

 

 平安の天皇たちの御製


 大島は串本の1.8Kmの沖にある。民謡串本節では「ここは串本 向かいは大島 仲を取り持つ巡航船」と唄うが、初めて訪ねた大島には橋が掛っていた。



 丁度昼食時、海辺にくだり釣り宿のレストランで海鮮丼を食す。鰤の漬け、アラ煮、味噌汁を美味しく頂く。



 勇気百倍、岩出の帰路につく。本日の総運転距離約250Km楽しく一泊旅行を終わる。