むべなるかな???
「
むべなるかな」という言葉がある。深く得心したときに使う文語の慣用句。はたと膝を打ったり、重々しくうなずいたりしながらつぶやくと雰囲気が出るかもしれない。
口語にすれば「
いかにももっともだなあ」……となる。
「むべ」は「うべ」ともいう。漢字で書けば『宜』。「よろしい・当然である」といった意味。 いかにも! なるほど!と、まさにその通りであると認め、納得する様子を指す。
……と「広辞苑」で説明している。
先日、「しゃくなげの森」で高く、
鮮やかに大空に咲いた<マンサク>の花を見た。
我が家の庭にも<マンサク>の木が赤、白あわせて3本ある。これがちょっと目を離すと伸び放題に伸びて他の木の邪魔になる。
これが庭師の私には許せない。カミさんに「もうすぐ花が綺麗だよ」と言われても……一刀両断、我が示現流が黙ってはいない。丸坊主にしてしまう。
「
むべなるかな!」……むやみやたらに剪定すべきではない。切りたい気持ちを抑え
青空に映える我が家の<マンサク>を見てみたいと思う今日この頃である。