川柳アラカルト???

古葉茶庵

2009年04月08日 15:13

 「川柳」は楽しい。私の母は川柳を心の友、不満の捌け口にしていた。生前なら喜んでくれただろうが亡くなってから「たらちね」と名づけ句集を作った。



 母の句集は子等への愛情と家族の喜怒哀楽の五百余句を収録、兄妹に配り、今でも時々取り出しては母のこと当時のことを想い出し懐かしんでいる。

 その母が平成7年春、桜の花とともに散り、葬儀の日は桜吹雪が綺麗だったことを思い出した。そんなこんなで今日はカミさんに誘われ柏原海岸に「ルーピン」を見に行った。





 
間もなく週末あたり満開だろうか。 海岸一面、黄色絨毯のルーピンを見に行かれたい。

 <ルーピンの 浜いちめんに 母偲ぶ>



 川柳の中でも「サラ川」大好きの私だが、先日TVで見た「夫婦川柳」を紹介しよう。
 世の男性諸氏! 膝をたたいたり、身につまされたりしながら……じっくり鑑賞、明日からの元気に鞭打って欲しい。

 ● <恋敵 譲ればよかった 今の妻>
 ● <「肩抱いて」 10年経てば 「肩揉んで」>

 ● <「今帰る」 妻から返信 「まだいいよ」>
 ● <子が巣立ち さあこれからと 妻も去る>

 ● <この俺に 暖かいのは 便座だけ>




 川柳余話 
 会った人の顔と名前を忘れないように、名刺の裏に相手の特徴をメモしておくとよいという。

 日本自毛植毛センターが募った「毛髪川柳コンテスト」の入選作に輝いたこの川柳
 <落ちていた 俺の名刺の 裏に「ハゲ」>      ……<愕然

 私の名刺の裏には、嗜好品も添えて……
 <ラーメン つけ麺 彼イケメン>……と書いてくれないだろうか。