「いいから いいから」
《一家のおヘソを奪いに来た雷親子を、「せっかく来てくださったんじゃ。ゆっくりしてください。」ともてなすおじいちゃん。すっかり恐縮した雷の親子は、「いいから いいから」と歓待され、一度は持ち帰ったおヘソを返してくれる。》
……どんなことにも寛容で、おおらかに受け止めるおじいちゃんを描いた絵本
「いいから いいから」(絵本館)の一節である。
3年前に出版され、世代を超えて人気を集め、シリーズ化され昨秋3作目が出た。シリーズ計14万部の児童書のヒット作である。
作者の長谷川義央さん(47)は生まれも育ちも大阪、
関西には腹が立つことがあっても取りあえず受け入れてみようという『ええやん』、『ええがな』の精神が根強く残っている。
その
「ええやん」、「ええがな」を広く伝えようと全国の人にわかる『いいから』という言葉に置き換えたという。
いろいろなことでイライラしたり、ストレスのたまっている人、勝ち組、負け組みという現在の競争社会に嫌気がさしている人
少し広い心で『いいから いいから』と寛容の心を持てば場がなごみ、自分も楽になれる。
私も目くじらばかり立てて孫を怒ることをやめて…… 「ええがな精神」を実践したいと思う。
「一怒一老、一笑一若」である。
関西発のおおらかな
[許す心]が日本社会を覆う閉塞感を打ち破ってくれるかも……。
日曜大工講座 課題作品「○○」 ただ今製作中、
さて何が出来上がるやら……完成間近